ゲームとか漫画とか映画とか色々、好きなものや気になったものについて書いていけたらなと[2010/05/10]

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卒業

卒業 (講談社文庫)卒業 (講談社文庫)
(1989/05/08)
東野 圭吾

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「なんだ、この救いのない終わり方は」

読み終わったときに真っ先に思ったのはこれ。
ミステリーで誰もがハッピーエンドで終わることは稀だけど、ここまで救いがない終わり方というのも珍しいかも。
描写が残酷とかそういうのではなく、淡々としているからこそ、余計に救いがないように思う。
それが現実的だから、そう思うのだろうな。

ドラマが人気らしく本屋でシリーズが平積みされていたので、惹かれたので購入。
読みやすい文章と気になる展開で、一週間の通勤時間で読了。

ミステリーなので犯人探しとトリック解明がメインだけど、そこにうまく大学生の青春を織り交ぜている感じ。
人物については、メインの加賀と沙都子以外の描写がちょっと薄かったのが惜しい気がした。
というよりも、もっと波香とか佐山とかを掘り下げられたんじゃないかなと思った。
まあ、そこをしないからこそ、うまく纏っているのだろうけど。

犯人はなんとなく最初のほうでわかるのだけど、トリックは最後までわからなかった。
茶道を使ってのトリックで一風換わっていて面白いのだけど、ちょっと説明が冗長すぎかなとも思った。
もう少しスマートに説明できればよかったと思うのだけど残念(それでも図を用いたりしてあり、わかりやすいのだけどね)。

事件は二つ起き、その二つの事件をどうやって繋ぐのか、そこがポイント。
意外性のあるうまい繋ぎ方ではあるのだけど、理由には不満が残るかな。
そんなことをするようなキャラには思えなかったし。
まあ、ここが「結局人のことはわからない」ってことなんだろうとは思うけど。

主人公の加賀は十分魅力的で読んでいて楽しいし、これからどのようになっていくのか期待できるキャラ。
既にシリーズは8作を数えるので、これからが楽しみ。

トリックがちょっとややこしいところを除けば、きれいな文章と流れるようなテンポでとても読みやすく内容も面白い。★4つ。
[ 2010/08/28 09:38 ] | TB(0) | CM(0)
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