ゲームとか漫画とか映画とか色々、好きなものや気になったものについて書いていけたらなと[2010/05/10]

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ナイチンゲールの沈黙(上・下)

ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)
(2008/09/03)
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ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)
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「チーム・バチスタの栄光」に続く、田口・白鳥コンビの第二弾。

「ジェネラル・ルージュの凱旋」を読もうと思ったら、こっちを先に読んだほうがよいとAmazonのレビューにあったので、ジェネラル・ルージュと一緒に購入。


これはあれだ、ファンタジーだね。

チーム・バチスタが冷たい刃物だとしたら、ナイチンゲールはほわほわした枕みたいな。
そのくらい雰囲気が違った作品。

医学的なこと・科学的なことは、前回同様そこかしこに登場する。
それこそ、読者を置き去りにするくらい。
ただ、そういった理論的な話がたくさんあっても、ストーリー全体に流れる雰囲気は、何か現実から半歩離れたところの話といった感じで、読んでいて奇妙な感覚を覚える。
特に事件が起こる前の前半部分はその色合いを強く感じた。

あえて例えるならば、菊池秀行著書の魔界都市ブルースシリーズのような感覚というのかな。
現実と非現実の境界線、その中で一時の平和な時間、そんなふわふわした感覚。
(あんな魑魅魍魎が渦巻く世界じゃないけど)

事件自体はバチスタのときのように複雑ではなく、いたって単純明快。犯人も事件発生時点からわかる。
殺人事件自体はメインではなく、その周辺をとりまく登場人物の状況・心理描写・関係性などがメイン。
白鳥の同窓である加納(警察)や、田口の同期である速水・島津など、多くの魅力的人物が登場して、盛り上げている(速水は「ジェネラル・ルージュの凱旋」では主役)。

物語の核心部分でもある歌の部分は、ミステリーとして読むとちょっと違和感を感じるかな。
実際に物語のようなことがあるのかどうかはわからないけど、それにしてもちょっとご都合主義的な設定のような気がした。
だからこそ、ファンタジーだなと思ったのでもあるし。

本作は次の「ジェネラル・ルージュの凱旋」と同時並行して起こった話となっているけど、わざわざ同時並行的な作りにする必要あったのかな?
読み終わって直ぐにジェネラルを読み出したのだけど、同じ内容が何度も出てきて、新鮮味がないというか手抜きというか、そんな感じだった。
「あそことここが繋がっているのか~」的な面白さはあるのだけど、ただそれでけ(ジェネラル上巻まで読了時)。
せっかく同時期の話なのだから、もうちょっと綿密な繋がりがあってもいいような気もする。でないと、同じ話を読まされるほうとしては退屈してしまう。

バチスタのような、切れ味の良い楽しさはないけど、田口・白鳥コンビの世界を広げるための作品としては面白かった。
ただ前作と同じように、何故上下巻にするのか非常に疑問であり、そこがかなりのマイナスポイント。

面白かったけど、バチスタと比べると面白さが欠けることと、上下巻がやはり不満なので、★3つ。
宮部みゆきのクロスファイアとか好きな人は好きかもしれない。

[ 2010/05/27 22:07 ] | TB(0) | CM(0)
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